2023年度公開実験情報
仙台・川内にて開催
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6/15 (木) 16:30-18:00 @川内(終了)
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6/25 (日) 10:00~12:00 @川内(終了)
見学希望者はこちらから申し込み
※その他開催希望があれば随時受け付けます。
宇宙エレベーターとは?
宇宙エレベーターとは、19世紀にロシアの工学者により考案された未来の宇宙輸送技術です。地球の高度3万6千キロ地点から約10万キロに渡るケーブルを、地球と宇宙に向かって伸ばすと重力と遠心力によりケーブルが引っ張られます。
宇宙エレベーターはこの物理現象を利用して、ピンと張られたケーブル上をクライマーと呼ばれる輸送機が昇降することで人やモノを輸送します。
宇宙エレベーターは超高比強度材料カーボンナノチューブの発見を機に、世界中で実現可能性が研究されるようになりました。2000年にはNASA支援のもとB.C. エドワーズが研究を行い、「理論的に実現可能」と結論を下しました。今も多く残されている課題を解決するべく、世界中で盛んに研究が行われています。
[1] Edwards, B., "The Space Elevator NIAC
Phase II Final Report", 2002
団体概要
「SELECT」宇宙エレベーターチャレンジトーホクは、宇宙エレベーターの実現を志す有志学生により2019年に立ち上げられた開発チームです。
SELECTでは宇宙エレベーターの要素技術の一つであるクライマーの開発を行っています。
大会の様子
2021年製作クライマー
News
〇クライマー技術競技会「SPEC×ROC in NIIT 2022」結果報告
9/17-18に新潟工科大にて行われたクライマー競技会「SPEC×ROC in NIIT」にてSELECT-Aのクライマー「SELECT-1」は50m昇降を達成し、クライマー部門クライマー賞を頂きました! 初の大会での昇降成功に感無量です。
まだまだ課題は多いですが、今後も改良を続けてまいります!
また、プロジェクトメンバーも絶賛募集中です。
興味ある方はお気軽にご連絡ください!
〇クライマーの建設産業応用プロジェクト「LIFT」
東北大学学生チャレンジクラファン「ともプロ!2022」採択 & 支援募集開始!
SELECTがこれまで開発してきたクライマー(ロープ昇降機)を建設現場の資材輸送へ応用すべく立ち上がったプロジェクト「ロープ自走式輸送機『LIFT』~建設現場の輸送を効率よく、安全に。~」が東北大学基金主催のクラウドファンディング「ともプロ!」に採択されました!
「LIFT」では建設現場における人力輸送を代替することで、人手不足や高齢化、重労働といった課題の解決を目指しています。
ご支援いただいた資金は、以下の活動に充てる予定です。
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輸送機の改良(資材取付部の改良、耐久性の検証)
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建設現場での実証試験(連携建設企業さまのご協力のもと、11月に実際の建設現場で実証試験を行う予定)
クラウドファンディングによる支援は10/1(土)より募っております(11/30まで)。皆様からの温かいご支援お待ちしております。
■ 詳細
〇ラジオ取材 By エン・ボヤ-ジュ様
クライマの産業応用アイデアの一貫として発表した「ロープ自走式輸送機“Mobility”」が、12月に行われた東北大学ビジネスアイデアコンテストで優秀賞を頂いたことを受けて、TBCラジオ「エン・ボヤ-ジュ」様 に取材していただきました!
今後も社会のためになるものづくりを目指して開発を進めます!
過去の活動アーカイブはこちら
宇宙エレベーター研究・調査
SELECTメンバーはクライマー開発の他、宇宙エレベーターの理論研究・調査も積極的に行っています!
2022年には、北米の宇宙エレベーター学会(ISEC)が主催するミッションコンテスト「Space Elevator Challenge: Improving Humanity's Future」への参加し、国際2位を受賞しました!
【関連リンク】
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ISEC Academic Challenge — International Space Elevator Consortium
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宇宙エレベーター(space elevator)|くずの|note
SPECとは?
宇宙エレベーターのクライマーは地上のエレベーターと違い、自走型の輸送機が考えられています。
自走型クライマーの開発技術を向上させる技術競技会が宇宙エレベーター協会により毎年開催されています。詳細はコチラから↓
大会リンク(JSEAリンク)
SPECプロモーションビデオ (C)2017 宇宙エレベーター協会